2009/04/30

3年生授業風景『表現研究』

3年生の選択教科前期『表現研究』では、“”を用いた表現方法に触れます。

今日はヨーロッパにもまわって発表をされている林先生(一番左の方です)が、様々な楽器をもってきてくれました。
授業テーマは【楽器を触り倒す】です!

民族系から電子系・おもちゃまで色々そろっています〜!

エミリーさんとテルミン。なんだか不思議と似合いますねぇ。




・・・、やたらと目つきの悪いやつもいますが、様々な楽器達からどんなイマジネーションが生まれてきたのでしょう?
今後の授業で作られる作品が楽しみです。

1年生【イーゼル制作】クライマックス!!

京都精華大学洋画コースとして初めての課題のイーゼル制作がクライマックスをむかえました!!

塗装が後少し・・・。丁寧に作った分、仕上げも奇麗にしたいですね。


いやぁ、ノコギリの扱いも怪しかったのに、1ヶ月足らずでこの完成度!
みんなの成長の早さには驚きます。

クラスで協力して決まった形のイーゼルを創りあげていく作業です。
同じ設計図を使い、同じ期間で完成したイーゼル。しかし、一つ一つに持ち主の気持ちがこもって各々が素敵な表情をっもっていますネ。

2年生・中間発表 【伝えることのスリルと面白さ】

本格的に思考の訓練に入る2年生課題として、グループごとにディスカッションを行い、各グループで展開された思考と各個人の想いをいかに作品化するかの途中経過を発表しました。


発表する側も聴く側も真剣です。




勿論、先生達も。
発表の場となった演習室の各方角から厳しいプロの表現者の目が光ります。

まだまだ発表もたどたどしく、ディスカッション内容も踏み込みが甘い部分がありますが、これから頑張りましょう!

しかし、洋画コースでは甘やかしたりはしませんが・・・。

2009/04/29

洋画コース特別連続講議

今月4月28日の火曜日から月に1回開かれる、佐藤先生による連続講議【芸術と表現のトポス―現代にいたる思想史の視野から―】が開始されました。

作家の“思考”“思索”を大切にする洋画コースですが、“思想史”というものは学生達にとってなかなか敷居が高いものです。
第1回目の今回はごく簡単にプラトンの思想の片鱗に触れて頂きました。


飛び出てくる哲学用語やラテン語に対応するため、みんなしっかりモチベーションを上げていきましょう!



いつも絵画の画面に向かい合っていますが、このホワイトボードに書かれた言葉のコンポジションにも、何やら興味を引かれてしまいます。

2009/04/28

続続【イーゼル制作】

毎度の【イーゼル制作】です。
完成間近のイーゼル。作業の追い込み時期です。



佐川先生も自らノコギリを使って手助けしています。

明日、イーゼルに色やニスを塗って、ようやくフィナーレを向かえます!!

2009/04/22

制作風景

京都精華大学7号館。3階の一室では、誰も止めることの出来ない現象が起こっています。
いつまでも止まらない黒ペン。いつの間にか溢れかえる落描きの山、山、山!

今回ZOOM UPの壇浦くん一人でも大変なことになってしまうのに、今年度の7-32教室には、洋画3・4年の落書き王が4人も集まってしまいました。しかも、壇浦くんのブースは4人中3人が集中しています。

助手 Q:「何を作っているのですか?」
壇浦 A:「あ、落描きです・・・。」

下描きも無く、次から次へと黒ペンのインクが形を創りあげていきます。雑談をしながらペンを動かしていたと思ったら、のようなイラストが次から次へと終わること無く増殖していきます。


以前の合評で、特にコンセプトはたてていないが、自分の“思う”世界を画面の中に作り出したいと語った壇浦くん。今後、創造主としての彼はどのような叙事詩を描きあげるのでしょうか。

続【イーゼル制作】

初めの課題【イーゼル制作】も2週間目です。
1年生もそろそろ肩の力が抜けてきたようです。


ノミの扱いにも慣れてきました。(木槌の数が足りないので、金槌で代用です)

ノコギリをひく姿勢も心持ち逞しくなったように思います。


イーゼルの原型が出来てきましたね!
完成までもう少しです、頑張れ!

2009/04/20

キャンバスの“裏張り”

課題作品の制作にかかり出している2年生ですが、一斉にキャンバスを組み立て出した学生達を見て小枝先生が動きました!

裏張りって知ってるか?」

キャンバスの布を張る時に、木枠の側面ではなく、“裏側”で留める方法です。側面で留めてあるキャンバスは一般的ですが、最近増えてきた裏張りは、額装する時に(お金のない学生時代の角材で作る額は特に)隙間が出来てガタガタしないことと、最近多くなった額装無しでの展示のときに、そのままで“カッコイイ”ことがメリットです。



みんなの目の前で、50号のキャンバスがアッという間に張られていきます。しかも奇麗!!
キャンバスを張るにはある程度の体力が必要です。しかも本番はここから始まるので、へこたれずに頑張りましょう!

展覧会情報

洋画コース3年生、石原朱麻さんの展覧会情報です。

石原 朱麻
『STORY』

2009年5月30日(土)-6月1日(月)
11:00-18:00

NANATSUMORI
〒639-0201
奈良県北葛城郡上牧町片岡台1-19-4
tel : 0745-72-2523
e-mail : info@nana-tsumori.com
URL : http://www.nana-tsumori.com

2009/04/17

展覧会情報

洋画コース4年生、池田宏介くんの展覧会の情報です。

池田 宏介
『辺野古 okinawa 08』

2009年4月24日(金)-5月1日(金)
open : 18:00(weekday)
            17:00(土・日曜日)
4/24(金)と5/1(金)は別館BAR池田屋として。
その他の日は涙屋として営業しています。
BARでの展示となりますが、ギャラリーのみでご自由にご覧頂けます。

別館BAR池田屋(涙屋)
京都市バス「府立大学前」下車すぐ
URL : http://www.geocities.com/yamrec/
mixi : http://mixi.jp/view_community.pl?id=3398325

制作風景

授業も始まり、今年度から開始の3年生ゼミ。
所属ゼミの授業が無い時間帯は、自由に制作をしています。

今日はそんな3年生の岸本さんに注目してみます。

お気に入りの音楽を聴きながら・・・。


作品は水性ボールペンで描いて、後から水をつけた筆で滲ましています。

助手 Q:「何を作っているのですか?」
岸本 A:「オレンジのつぶつぶです。何か、ほぼ同じ形の物が連続して連なっている状態が気になっていて。それが何なのかなぁと思って。」


みんなに“モッさん”・“モツ”と、とても愛されている岸本さんは、コツコツためたバイト代で最近New自転車を購入しました。趣味の自転車も制作も、ガンガン突き詰めていって下さい!

次回も誰かをfeatureします。

2009/04/16

2年生課題 【伝えることのスリルと面白さ】

今週から始まった2年生の課題は、【伝えることのスリルと面白さ〈絵画のメッセージ性について考える〉】です。

まず、各個人が気になっている、または主題としている事柄を挙げていきます。
その後、内容の近い者同士がグループとなり、各グループでディスカッションを進めます。




このディスカッションによって得た考えを元に、それぞれが考えていることを、人に伝えることを念頭に置いて作品を制作します。

情報の氾濫、情報社会のめまぐるしい拡張の中で絵画のもつ「伝達力」は、はたして有効なのか??(※2年生レジュメより抜粋)

2009/04/15

展覧会情報

洋画コース卒業生、平野泰子さんの展覧会の情報です。

平野 泰子
『Twilight』

2009年4月4日(土)-5月5日(火)
(水曜日・木曜日休廊)

Masayoshi Suzuki Gallery
〒444-0044
愛知県岡崎市康生通南3-20 STAGE BLD1F
tel : 0564-28-1317
fax : 0564-28-6116
e-mail : msg@kcf.biglobe.ne.jp

授業スタート! 【イーゼル制作】

今週から1年生の授業が開始されました。
課題は、絵を描く時に作品を立てかける【イーゼル】です。
洋画なのに?!と驚いてしまいますが、物作りの基本、木工から様々なことを学びます。

まず初めに道具使用についての注意事項の説明がおこなわれます。
“ノコギリ”・“のみ”・“差し金”、名前や形は知っていても、シンプルな形の道具ほどその物のポテンシャルを引き出すのは難しいものです。

大まかに描かれた設計図をみて、自分で計算します。

差し金を使って直角に線を引きます。慎重に・・・。


作業は始まったばかりですが、頭と身体を同時に使って、みんな夕方にはヘロヘロです。
怪我に気をつけて、これからも使い続けられるイーゼルを作りましょう!

2009/04/13

新年度ゼミ Part6 -佐藤ゼミ-

今年度からの開講、【佐藤ゼミ】ではレジュメを読みながら、どういった姿勢で“表現活動”に携わっていくかを話し合っていました。



政治哲学が研究テーマの佐藤先生は、ものごとの一側面からだけではなく、広い視野と俯瞰的な視野で刺激してくれます。学生達も新鮮な角度から自分自身の制作を見つめ直す事が出来るのではないでしょうか。

新年度ゼミ Part5 -佐川ゼミ-

一対一で作品の事や個人的な研究テーマを話し合っていた【佐川ゼミ】。一旦教室で作品を見た後、佐川研究室でゆっくりと話し合います。



絵画制作から思索を転回している佐川先生ですが、学生達とも作品制作を中心に話をしておられました。流石に一対一では学生も緊張していましたが、ゆっくりじっくり進めていくのが佐川流です。

2009/04/10

新年度ゼミ Part4 -小松ゼミ-

交換留学生のエミリーさんが参加している【小松ゼミ】では、早速プロジェクターを使用してのレクチャーが始まっています。



海外での作品発表が多い小松先生のゼミでは、国際的な美術動向に触れる機会が多く、大変刺激になります。今回は3年生用のゼミですが、先日制作風景をブログにUPさせてもらった4年生の堀川さんも参加していますね。

新年度ゼミ Part3 -森本ゼミ-

【森本ゼミ】は実習室でお茶をしながらのゼミです。



ぽかぽかと暖かい日だまりのような森本先生のゼミでは、寺社仏閣をめぐったり、美術館を見に行ったりする事が多くなります。その中で生まれた疑問や考えを持ち帰って話し合います。

暖かい笑顔の森本さんですが、いざ絵画の話になると非常にダンディーな空気が溢れ出します。