2019/06/28

一年生 絵画基礎1 合評

一年生メチエ「絵画基礎1」の合評の様子をお届けします。





今回は「油彩と木炭で身の回りのものを描く」という課題でした。
学生たちの力のこもった作品が並びます。

木炭デッサンと油彩と構図やモチーフを変えた学生も。



ものの質感、設置台や影との関係、反射、光の色合いなど、
細部まで追求すること、そして追求するとはどういうことなのか、
7週ほどの授業期間、学生たちはどのように感じたでしょうか。

作品を数点ご紹介します。













先生からのアドバイスや質問の投げかけ、
他の学生からの意見もたくさん交わされ、とても有意義でした。
自分の作品の講評だけでなく、同じ空間で制作したメンバーの講評は学ぶべき点や制作を考えるためのきっかけにあふれていますね。







これからたくさんの芸術に触れる学生たち。
今回の授業で経験したことが、いつか今後の制作に役立てられることを祈ってます!

お疲れ様でした!


2019/06/04

3年合評

先週3年生の合評がありました。


抽象的な作品を作る課題。
今まで触れてこなかった学生もいたようなので、とても新鮮な気持ちで作品制作ができたのではないでしょうか?

モチーフを簡略化する・感覚的なイメージを描く・表現したものの捉え方を設定しない、など様々な表現方法を用いられた作品がありました。
新しい素材を使うということも課題のひとつだったようで、多くの学生が普段使用してない素材を使用したようです。そういった挑戦が今後の作品制作に関係する発見につながるのかもしれません。









3年生から具体的な課題というものはなくなります。
課題の設定が「30号程度の作業量」だったとしても時間があるならどんどん制作長を増やしてください。制作に多くの時間を注げる学生生活を存分に満喫してくださいね。

今後の作品も楽しみにしています!お疲れ様でした。

2年合評・クサカベレクチャー



6/3に2年生の今学期初めての合評がありましたので少し紹介させていただきます。


数年前カリキュラムが変わり、今年から正式に洋画コースの仲間入りを果たした2年生。
洋画コースの学生になって初めての課題はイーゼル作り
卒業まで、あるいは卒業後も使い続けるイーゼルを自分自身で作ります。
絵を描くのは得意だけど、木材や工具を使うのは苦手・または初めてな方もいたかもしれませんね。
みなさん綺麗に作っていました。ニスを塗って木材そのものの色を残す学生もいれば、自分の好きなカラーリングにする学生もいます。


次に木炭デッサン
指定の場所はなく、学内を自由に散策して描きたい場所を決めます。
↑の学生のように自然を描く方もいれば、建物や道など人工的なものを主役にする方もいます。

↑の学生は自然と人工物どちらとも描いていますね。木炭の色味だけで、様々な質感を描き分けることに挑戦しています。

近くに寄って撮った写真はないのですが、一番最近の課題は裸婦の油彩作品です。
約3週間ヌードモデルさんに来ていただきました。
ポーズはいくつか候補があがり、最終的には学生の多数決で決めたそうです。
上半身を覆い隠している且つ足にひねりが入っていてかなり難しいポーズだったみたいです。短い時間での制作、お疲れ様でした。
とてもいい経験になったのではないでしょうか?



先週の水曜日は画材メーカーのクサカベさんによるレクチャーがありました。
絵具や画溶液の素材や特性などを説明していただいたのち、クサカベさんが用意してくださった材料や道具を用いて三原色の油絵具制作をしました。


手作業で作っているので既製品とは少し使い心地が変わるかもですね。
普段から使っている絵具がどのようにしてできているのか、自ら作ったことにより理解は深まったかと思います。


先週のレクチャーでは用意された顔料を用いて絵具を作りましたが、今日からは自ら素材を探してきて、それを顔料にします!例えば石を拾ってきてそれを金づちで砕き、すり鉢でさらに粉々にします。

顔料が完成したらそれを用いて絵を描きます。
まずは顔料作り、かなり疲れるかとは思いますが頑張ってください!