6月21日には横内賢太郎さんの講演会が行われました。横内さんは日本での個展を中心に、インドネシア・ジョクジャカルタとオランダで滞在しながら活動してきた作家です。
最初は欧州の美術史と日本の絵画の関係について話しました。ヨーロッパの絵画と日本の絵画がお互いどのように影響し合ったかなど、ヨーロッパと日本の美的感覚の相違点や、オランダと日本の歴史的な関わりとこの文化の交差がどのような絵を生み出したかなど。
6月21日には横内賢太郎さんの講演会が行われました。横内さんは日本での個展を中心に、インドネシア・ジョクジャカルタとオランダで滞在しながら活動してきた作家です。
最初は欧州の美術史と日本の絵画の関係について話しました。ヨーロッパの絵画と日本の絵画がお互いどのように影響し合ったかなど、ヨーロッパと日本の美的感覚の相違点や、オランダと日本の歴史的な関わりとこの文化の交差がどのような絵を生み出したかなど。
6月8日は2年生の合表でした。
学生は木炭風景デッサン・油彩風景・裸婦油彩(グリザイユ)の3つの課題作品を並べて先生から批評を受けていました。
洋画特別講演会
画家 横内賢太郎:人の営みについて
日時: 6月21日(火)13時15分開始
場所: 黎明館L101
横内氏はKenji Taki Gallery、京都市立芸大ギャラリー@KCUA、愛知県美術館などでの個展を中心に、インドネシア、オランダに滞在して作家活動してきました。京都精華大学では2度目の講演会です。「文化的接ぎ木」をキーワードに、さまざまな文化的・歴史的背景を持つイメージを自身の作品の中でつなぎ合わせることによって、それらが混交し、変化していくさまを表現してきました。その関心は学生時代から一貫して「変化」にあります。出会いがもたらす変化を追っていくうちに、その活動は作品制作だけにとどまらず、2014年から5年間活動拠点としてきたインドネシアのジョグジャカルタでの自宅をアートスペース「Artist Support Project」として、展覧会やイベント、アーティスト・イン・レジデンスなどの運営も行うようになりました。「いつもワクワクしていないといけない」という横内さんが「変化」を求める中で出会ってきたさまざまな人々、物事、またそれらの出会いが作品制作にもたらしたものなどについて、お話を伺います。(@KCUAホームページより)
横内 賢太郎 略歴
Kentaro YOKOUCHI
1979 千葉県生まれ
2002 武蔵野美術大学 造形学部油絵科卒業
2004 京都市立芸術大学大学院 美術研究科修了
2007 京都市立芸術大学大学院 博士(後期)課程油画領域修了
2008 VOCA賞 受賞
2014 平成26年度ポーラ美術振興財団在外研修員としてインドネシアに滞在
2014年 まで三重県いなべ市を拠点に制作
2014年 よりインドネシア、ジョクジャカルタに留学 インドネシア芸術大学(ISI)聴講生
2014-2020 インドネシア、ジョクジャカルタを拠点に活動
2020-2021 文化庁芸術家在外派遣研修員としてオランダに滞在
6月6日と7日は3年生の合評でした。
今回の課題は抽象絵画。具象表現を避けるチャレンジ。
新しく学んだ技法や今まで使用したことがない素材を実験的に用いたり、普段とは全く違う表現方法を試みたり、みんな熱心に考えながら制作していたことが伝わりました。