7月15日に客員教授の塩田千春さんによる講演が行われました。
塩田千春さんは精華大学洋画コースの卒業生で、卒業後ドイツに移住し現在は世界各国で活躍されている現代美術作家です。
今回の講演は、
『表現し続けるために 〜作家の経済的自立をめぐって〜』というテーマで行われました。
作家として生きていく上で軽視されがちな現実等を、塩田さん自身が大学時代に感じた事や卒業後から現在に至る迄に経験した事を交えながら話していただきました。
オークションで美術作品がどのように扱われているか、また、そこに作家がどのように関わっていけるのか等を実際の映像を交えながらお話いていただきました。
卒業を間近に控えた学生には特に興味深い話だったのではないでしょうか。
講演後、質疑応答の時間では学生からの沢山の質問に答えていただきました。
今回の講演の内容を踏まえた上で、学生の質問もより現実的なものが多く見受けられました。
講演終了後、塩田さんに現在開催中の3回生グループ展を観ていただきました。
グループ展を観ていただいた後、洋画コース3回生の有志達により開催された討論会に参加していただきました。
討論会では、事前に3回生同士で話し合ったテーマについて、塩田さんを交えて再度ディスカッションしました。
今現在美術を学んでいる学生が抱えている悩みについて、学生当時の自身に重ねて丁寧にお話しして下さいました。
生徒達にはとても実りのある時間になったと思います。
塩田さん、今回はお疲れのところ長い時間お付き合いいただき有り難うございました。