12月15日に京都精華大学では高校生を対象としたSEIKAゼミナールが行われました。
SEIKAゼミナールでは、デッサンの講習の他にいくつかのコースでワークショップが行われます。
この日、洋画コースが主催したワークショップでは、芸術学部客員教授の木下長宏さんを招いて講演会をしていただきました。
講演会タイトルは「ミケランジェロとともに考える」
最近の木下さんの研究対象であるミケランジェロの作品をスライドで見せていただきながら、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品との比較し、今の時代の中でミケランジェロを捉え直してみようというとても面白い内容でした。
木下さんの話を聞きに、高校生だけではなく洋画の教員や学生たちも来ていました。
上のスライドはミケランジェロの代表作「最後の審判」で、下の方は同じくシスティーナ礼拝堂の天井画の一部「ノアの大洪水」の場面です。
他にも「ピエタ」や「ダヴィデ像」などの彫刻作品、そしてレオナルド・ダ・ヴィンチのスライドも交えてお話ししていただきました。
時間の関係でスライドの数を絞られていましたが、実際にイタリアでご覧になって来られた木下さんのお話にはとても説得力がありました。
講演会の後はギャラリーフロールや春秋会、7号館で開催されていた洋画の学生たちの作品を見て回ってもらえました。
展示している学生たちが自身の作品について説明しています。
講演会に出席した高校生や同伴の先生方にも、作品の講評の様子を見ていただけました。
学生たちの作品は高校生にはどのように見えたのでしょうか。
講演会と講評を合わせると3時間以上!
木下さん、長時間有り難うございました。