12/12の2年生の授業は安喜先生のワークショップでした。
支持体は透明なアクリル板です。
ただ絵を描く、というわけではなく、2人1組になって向かい合って絵を描いています。
このようにアクリル板をお互いに支えながら描き進めます。
完成するまでは相手面は見ないことがルール。
相手の描いた跡を効果的に自分の絵の一部にすることもできますし、逆にこの色・線は邪魔だと思えば隠すこともできます。一度描いたところを拭えば、また違った表情が発見できます。
しかし相手面はこちらから直接は干渉できないので、難しいですね。
一番早く完成したペア。いろんな見方ができそうです。
色を乗せていき、画面が飽和したら削ってみたり…また乗せてみたり。
激しいタッチでどんどん色を乗せていくその裏(表?)ではペンで具象的な表現をしたペア。
描き初めはアクリル板越しに見える相手の服のラインを描いてみたそうです。
3年生の交換留学生と2年生のペア。互いに動きのあるドローイングです。
細かいタッチで少しずつ絵を広げていったペア。
絵具の物質感とアクリル板越しの平坦な色味の見え方の差がとても綺麗でした。
相手に合わせてみたり、かと思えば突然思いもよらないことをされたり。
このペアは時間をかけて一つ一つ丁寧に描いていました。
抽象的な面と具象的な面。
異なる表現をするペアもあれば、近いイメージを描き合うペアもいました。
今まで自分自身と向き合ってきた制作とはまた違った難しさや有意義さを感じられたのではないでしょうか?なかなかできる経験ではないのでここで得たものを忘れないように、今後の制作に活かしてください。
おつかれさまでした。