5/30は絵具メーカーのクサカベ画材の岩崎さんによる油絵具作りのレクチャーがありました。
2年生は自分で調達したものを材料に絵具を自作する課題の最中なので、自作した絵具と市販の絵具の違いや仕組み・特性を理解する良い機会だったのではないでしょうか。
まず絵具の種類や材料などの説明をしていただきました。
岩崎さんの説明やお手本を見た後、各自絵具作り開始!
三原色である赤・青・黄を作ります。
まず顔料と展色材をよく混ぜ合わせます。
展色材として何を使うかによって絵具の種類は変わります。
顔料+アラビアガム→水彩絵具
顔料+アクリルエマルジョン→アクリル絵具
顔料+卵→テンペラ絵具
顔料+膠→日本画
顔料+乾性油→油絵具
など…。
顔料と展色材をナイフで混ぜ合わせ、次に練り棒を用いてしっかり練っていきます。
しっかり練り終えたら空のチューブに絵具を入れ、トントンと叩いて絵具を奥に詰めていきます。詰め終えたらチューブの後端を専用の器具やペインティングナイフで折り曲げプレスして完成です!
時間が足りず3色は完成できなかった人は後日完成させました。
必死で練りまくった結果、机がこんなことに…笑
最後は皆さん綺麗に片付けてくれました。
お疲れ様でした。
今週からこのレクチャーで作った絵具と材料から自作した顔料で、「自画像」「皮膚の一部」の2点を描く課題が始まりました。
納得のいく1枚になるといいですね。