2013/05/15

かたちと色


今週の二日間、2年生が取り組んできた「かたちと色」の合評がおこなわれました。
「具体的な図像に頼らないで、どこまで絵画の可能性を探れるか!?」
今回は、表現の中でも抽象画について考える課題です。

壁には課題作品が展示され、学生が作品について発表します。
お互いに考えを共有し、今後の制作に活かしていきます。



同じサイズのキャンバスには、一枚は風景画、一方には拡大して描かれた葉脈が描かれています。二つの違う視点が楽しめる作品です。

一面に描かれているのは女性の脚です。
キャンバスを組み合わせることで不思議な空間をうみ出しています。

 赤、青、黄の三原色とメディウムが何層にも重ねられています。
重ねる毎に支持体の紙はカタチを変えます。
単純作業でありながら、複雑な表情を作り出しています。

近くから作品を観ると、 顔料はベニヤ板に浸透し、画面の上部はサンダーで丁寧に削られています。

ジャガイモをイメージしながら描いたそう、
画面からは試行錯誤がうかがえます。


限られた制作時間の中、しっかり課題に向き合って制作出来たようです。
見応えのある作品が多くありました。

自主制作に向けて、自身の問題意識をどんどん高めていってください。