2010/12/24

2010年が終わります。

皆様、メリークリスマスです。
本日で2010年、準備室は終了。
次は2011年1月6日(木)から再稼働です。

昨年の同じタイミングのブログを確認してみました。
やはり今年の学生からも聞く言葉は
「教室何日まで使えたっけ?」
「1月は何日から制作出来たっけ?」
でした・・・。本当にメリークリスマス、みんな。


そんなイヴの洋画コース教室の様子 ↓ 。





少しくらいは人気が減ったかな?
まぁ、22時ですもんね。
ほんの2時間くらい前までワラワラ学生たちが制作していました。


さてさて、皆様、2010年もお世話になりました。新年の2011年も変わらずよろしくお願い致します。
それでは皆様、良いお年を!!

2010年度卒業制作大合評!!

ついに来ました、この時期が!

『卒業制作大合評』

毎年この年末は、4年生の卒業制作作品を洋画教員全員(!)で合評を行うという、大変スリリングな催しが開催されます。


合評を待つ、昨年『ラクガキカオス展』で一世を風靡した梶くん作のドラゴン。

「準備OK?」の声に「OKじゃないで〜す!」のポーズ。


そして始まる合評会。学生の制作スペースから撮影。
人も一杯集まるので、脚立に乗って参加したりしてます。


ハタから見ているこちらにも伝わってくる緊張感
先生達もあの手この手で学生を責め立てます。

そして始まる梶くんの合評。来年度大学案内の洋画コースの顔は彼が飾ります!

「何も見ずにディテールをつめていってるの?」
「頭の中にリアルな形があるの?」
普段の現代美術作品とは少し異なる作品に興味津々の先生方。確かに驚くほどのクオリティーです!






月曜日-水曜日の3日間で行われた合評会。
合評の準備をして、これから卒業制作展までに作品を完成へと練り上げていく学生は勿論、先生方も最後にはフラフラです。



【洋画コース】と言えど、作品の種類は様々
それだけ毎年学生たちが考え、悩んで自分の表現方法を見つけていく姿は、とても気持ちの良いものです。

『京都精華大学卒業制作展』は2月16日〜20日に京都市立美術館にて開催されます。
みなさん、2010年度卒業生の思考と構築の集大成を是非見に来て下さい。

2010/12/16

制作風景

ものすごい勢いの寒さですね。
このブログを更新していても、廊下へ解放されている扉からの冷気に足下から精神力を削り取られていくようです。

そんな寒さの中でも我が洋画の学生たちはやっていますね。


1年生の高原くん。
この寒さの中描画道具を屋外に持ち出し風景を描くという暴挙(!)におよんでいます。
高原:「なによりこの寒さの中、なぜ外で描いているのかが分からなくなってきて面白い。」

・・・しかし、2年生の森本さんもマフラーやらでモコモコになりながら、いつも大きなパネルを担いで林の中へと消えていきますね。


一方屋内の7-23galleryでは、2年生の中島さん(脚立の上)が展示準備中です。
ギャラリー内に空間を組み上げ、友人に手伝ってもらいながらの大作業です。


ちなみに一昨日の作業の様子。



立体コース猛者たちに頼んで手伝ってもらいました。
天井あげるの、なかなかに重かったですね。


とまぁ、寒くてもいつもと変わらぬ制作の様子。
上の階では3・4年生たちが合評や卒業制作展に向けて更に作品を量産中です。
頑張っていただきたい!

小沢さかえさんレクチャー

前々回の秋吉さんと同じく、大阪国立国際美術館での『絵画の庭』に出展されていた小沢さかえさんをお迎えして、洋画の学生へのレクチャーを行っていただきました。

大変気さくな方で、学生時代からウィーンへの留学、帰国後の現在までを作品を通して和やかに説明してくださいました。

学生からの質問のときには、出ましたいつもの顔ぶれ。
山城・岸本の両名も、卒業後の自分に照らし合わせながら作品制作についての質問をぶつけていました。



レクチャーの後にも関わらず、その後長時間にわたる学生作品の合評もしていただき、本当に有り難うございました。
学生たちも、いつもの先生方とは違い、“お姉さん”的な小沢さんの優しくも作品に真摯な眼差しを受けて新たに思うこともあったのではないでしょうか。

2010/12/15

3P展搬入作業

現在、大学学内の春秋館1F、2Fを使って3年生が展覧会を行っています。

先週、今週の2週間に渡って展示していて、一人一人の展示場所を広くとるため、先週は7号館組、今週は自在館組と、2回に分けて展示してます。

まずは先週の7号館組の搬入風景。

不慣れながらも、一人の作品を皆で協力しながら順番に展示していきます。

7号館組の展示のまとめ役を任された上村くん。
展示が終わる頃には少しお疲れ気味でした。

続いて今週の自在館組の搬入風景です。
まずは皆で話し合って作品の配置を考えます。

2Fにもパーテーションを並べて展示スペースを確保

作業が一段落した頃にはすっかり日も落ちていました。

3P展は今週末までです。是非是非足をお運びくださいませ。

2010/12/14

展覧会情報

洋画コース助手、田中洋喜の展覧会の情報です。

田中 洋喜
『out of phase』

2010年12月13日(月)-12月28日(火)
12:00-19:00
日曜休廊 土曜日17:00迄

CUBIC GALLERY
〒541-0051
大阪市中央区備後町3-1-2アトラスビル201
tel:06-6229-2321
URL:http://cubicgall.exblog.jp

4年生授業風景

ということで、清水穣さん授業【作品プレゼンテーション】。今回は豊田くんのです。

ガンバレ!トヨちゃん!」緊張する豊田くんを応援(?)する、既に以前プレゼンを終えて気が楽な二人です。

途中しどろもどろになりながらも作品の説明を進めていく豊田くん。
「〜そうですね、清水さんのいわれる通り、今では画面から装飾が消えていきました。すると画面の中に小さな人間が・・・増えました。
机や椅子の上に無数の人型を描き加えた作品への説明も、妙な説得力と幾分の“笑い”を与えてくれます。


そして前回の『vector』で展示していた多くの風景ドローイング。
刻一刻と変化し、自分を中心に広がっていく風景を、支持体を回転させて描くことで画面に閉じ込めた不思議なスケッチ
今後の展開はこれをキャンバスにおこすこと。相手にとって不足なし!ですね。

そして清水さんの裏からは岸本さんが・・・。
彼女たちのお陰で、少しでも豊田くんの心が安らいでいることを祈ります。

『vector』第2週展示風景!

色々と立て込みまして、またまた遅れていたブログを少しずつ更新していきたいと思います。

さてさて、無事に3周連続の展示を終えた剥製企画展示『vector』ですが、第2週の展示風景をご報告します。


春秋館1階ではブログ登場率最高ランクの岸本さんの個展。
インクと紙による画面解体への試みが展示されました。



1階展示から午居君のドローイングに誘われ2階へと・・・。
無機質なものを有機的に、有機的なものを無機的に提示する午居・山城両名の作品展示。
教室でも斜めに背中合わせの二人の作品が心地よい緊張感を生みます。


本館アドミッションルームは企画者山城くんが頭を悩ませた展示だけあり、絶妙な空間が。
才本さんのPOPな作品と小田さんの一見オーソドックスでもどこか不自然な静物作品が見事なリズムで配置されていました。


そして7-23galleryの豊田くん個展。
この会場で清水さんの授業のプレゼンテーションを行っていたので、詳細はそちらの記事でお話しします。

2010/12/06

1年生授業風景【ART BOOK合評】

というわけで、翌々日にはヌードと平行して制作していた“ART BOOK”の合評も行われました。

これまたなかなかの出来!


合評後に特別に時間を作ってお互いの作品を楽しみました。

「いやぁ、あれはこうなってるだろぅ。でもあっちは・・・」
先生達も感心しきりです。

キューブのあちらとこちらから覗き込める本。

“読むのが難しい本”とはいうものの・・・
パンツをめくらないと読めない本”に果敢に挑むのは中川先生
いかがでしょうか?

さらに眼鏡に書かれた草枕の一説。
かけると読めないですが〜。