2011/12/28

4年生最終合評

年の瀬も近づいて、精華大学でも雪が降る日が続いています。

いよいよ今年最後の更新となりました。
今回は4年生の卒展前の最後の合評風景になります。





4年生最後の合評はゼミ担当の教員だけではなく、洋画コース全教員が学生一人ずつの作品を見て回ります。

教員がそれぞれ質問をするので、全員を見て回るのにみっちり3日間かかりました・・・



学生たちも4年間の集大成となる合評なので張り切ってプレゼンをしていました。



絵画や絵本や写真、はては立体作品など、作品のバラエティーの豊かさはさすが精華の洋画だと思わせてくれます。

4年間かけて、自分がコレだと思える表現方法と出会えたでしょうか。





学生生活最後の作品ということもあり、みんな大作を作っていました。





こちらの2点はちょっと大作過ぎますが・・・

どのような展示になるかは卒展本番をお楽しみにっ



教員も学生も3日間に及ぶ合評お疲れ様でした。
ですが、卒展までにはまだ時間があるので、本番まであと少し頑張って下さい。

さて、今回で今年のブログ更新も最後になります。
2012年もよろしくお願いします。

それでは、良いお年を。

2011/12/27

展覧会情報

洋画コース卒業生、宮﨑敬三くんの展覧会情報です。

『IMAGINATION』

2012年1月6日(金)−1月16日(月)
12:00−20:00(日・祝は17:00迄)
※13(金)14(土)15(日)は休廊

京都精華大学7号館 7-23gallery
〒606-8588
京都市左京区岩倉木野町137
京都精華大学キャンパス内 7号館2F 7-23gallery
tel:075-702-5238

展覧会情報

元洋画教員柏原先生、客員教授木下さん、洋画非常勤講師安喜先生、洋画コース卒業生森川穣くんの参加する展覧会の情報です。

『風景の逆照射』

2012年1月6日(金)–1月21日(土)
10:30−18:30
※8(日)9(月)13(金)14(土)15(日)は休廊

1月6日(金)15:30〜 会場にて木下長宏氏による講演があります。
その後、出品者や関係者を交えて、ささやかな会を予定しております。

IPP(Inverse Perspective Project)

これは、美術、思想、宗教、建築、詩歌、科学など、多様な専門家が参加し、<風景>と<人間>の相関関係を捉え直すことで、自然や環境に対する近代的な固定概念を、相対化しようとする試みです。

「風景の逆照射」

ここで言う<風景>とは、自然・環境・世界などと呼び変え可能なものの総称とします。それぞれの地域、時代条件の中で、人間がそれをどう眺め、どう関わろうと願望したかが文化の軌跡とさえ言えると私たちは考えます。 今現在も我々の思考の根幹に根付く西洋近代的ものの考え方は、1990年代半ば以降に起きた一連の出来事により、その更新を迫られています。人類にとっ て、壮年期ともいえる段階に足を踏み入れた今、このことを、<人間>が主体となって<風景>を眺める思考への依存とその限界への示唆として受け止めてみよ うと、このプロジェクトは始動しました。その後、3.11の大震災を経て、<風景>の中にしか生きられない私たちの姿を改めて知らされることとなりまし た。

ここでタイトルが示そうとしているのは、近代的思考ベクトルと異なる次元に立ち、<人間>と<風景>の相関関係を逆転させようとする思索であり、<風景>の中にしか生きられない私たちが謙虚さを取り戻すことへの意志でもあります。

遠く起源においては畏怖と尊敬の対象であった筈の<風景>の側から、その中の『偶然の滞在者』としての私たちの意識の所在とその身体感について改めて浮かび上がらせ、次世代の暮らしに繋がる新しい視座を探るきっかけとなればと思います。

IPP 実行委員会(林ケイタ/安喜万佐子)


京都精華大学ギャラリーフロール
〒606-8588
京都市左京区岩倉木野町137
tel:075-702-5291
URL:http://www.kyoto-seika.ac.jp/fleur/

2011/12/20

『視えることとその地下茎』4週目



毎週お伝えしている、4年生選択授業の安喜ゼミ学生によるグループ展

『視えることとその地下茎』の第4週目が12/17から始まりました。

毎週お伝えしていますが、この展覧会は、同じゼミ内の学生同士が互いの作品を用いて企画、展示を行うという展覧会です。

先月末から1週間毎に展示変えを行ってきたこの展覧会も、いよいよ今週が最終展示となりました!




毎週恒例となった搬入・搬出のおかげで、4年生の作業速度は抜群に良くなりました!

これで卒業制作展の搬入・搬出もスムーズに進むことと思います!





展示会場の一つ、『7−23ギャラリー』での展示風景です。

こちらは、蔦谷碧さんと湯浅ほのかさんの作品が展示されています。




こちらは蔦谷碧さんの作品です。

この作品はとても大きなサイズに描かれており、その迫力とともに、前回までの蔦谷さんの展示作品とはまた違った印象を感じました。




同じく蔦谷さんの平面作品です。




こちらは湯浅ほのかさんの作品です。

前回と同じくケーキなどのスイーツを用いて、装飾的に画面を構成している作品が新たに多数展示されています。




同じく湯浅さんの作品です。




会場が変わって、こちらは『春秋館』での展示風景です。

1階では東山弥生さんの作品が展示されています。



今回は“水面”を描いた絵画作品が多数展示されています。




新たに、アクリルキューブにペイントされた作品が展示されていました。

描かれている像(風景)が見る角度によって様々な映り込みを見せてくれます。




階段には小竹登里佐さんの写真作品が展示されています。




春秋館の2階では小竹さんの他に、北島曜くんと林恵理さんの作品も展示されています。




こちらは北島曜くんの作品です。




北島君の立体作品は、春秋館2階広場の中央にも展示されています。





こちらは林恵理さんの平面作品です。

春秋館2階の3名は“場”というテーマで展示されていますが、それぞれ写真、立体、絵画と異なった媒体を用いているので、様々な視点から作品を見ることが出来ます。





1ヶ月にも及ぶ長い展示もいよいよ今週で最後となりました。

安喜先生、安喜ゼミの4回生の皆さん、本当にお疲れ様でした…







と言いたい所ですが!

まだ最後の“搬出”が残っていますので、気を抜かずに頑張って下さい!!

2011/12/13

『視えることとその地下茎』3週目



毎週お伝えしている、4年生選択授業の安喜ゼミ学生によるグループ展

『視ることとその地下茎』の第3週目が12/10から始まりました。

同じゼミ内の学生同士が互いの作品を用いて企画、展示を行うこの展覧会もいよいよ後半戦となって参りました!




4年生の学生は卒業制作の真っ直中というのにも関わらず、搬出と搬入を毎週繰り返すという大変なスケジュールの展覧会ですが、

だからこそ良い経験となって、卒業制作展にも活きてくることを願います!




こちらは会場の一つである『春秋館』での搬入風景です。

写真手前の方が担当教員の安喜さんです。

寒い中、遅くまで展示作業に参加して下さいました




こちらは『春秋館1階』の展示風景です。

今回は金潤実さんと打道彩佳さんの作品が展示されています。




こちらは金潤実さんの作品です。

前回の煙をモチーフにした作品群とはまた違ったアプローチの作品が展示されていました。




同じく金潤実さんのドローイングです。




こちらは打道彩佳さんの作品です。




打道さんの作品は春秋館1階以外に階段にも数点展示されています。

前回のドローイング群とは打って変わって、今回は大きいサイズでの絵画作品が数点展示されています。




階段を上がって2階に移動すると、磯田奈央さんの作品が展示されています。





磯田さんは前回同様、植物を描いた木炭デッサンが展示されていた以外に、

新たにフロッタージュによる植物画が多数展示されています。




会場が変わって、こちらは『7−23ギャラリー』での展示風景です。

今回は、前田香奈さんと林恵理さんが展示しています。





前田香奈さんの作品は、衣類等をメッシュ生地の上に乗せてスプレーを吹きかけ、

衣類のシルエットが投影されたメッシュ生地を何枚も重ねるといった手法で制作されています。






こちらは林恵理さんのドローイング作品です。

計72枚のドローイングが壁一面に展示されています。






この展覧会も3週目となりました。

今回の企画では同じ学生が違ったテーマで再度作品を展示しているので、

1人1人、様々なアプローチで制作しているのを見ることが出来ます。




次回はいよいよ最終週ですが、最後まで気を抜かずに頑張って下さい!

2011/12/12

STONE APPRECIATION アーティストトーク

現在ギャラリーフロールで行われている洋画コース小松ゼミ主催の展覧会、『STONE APPRECIATION』に関連してアーティストトークが行われました。


この展覧会は、精華大学の海外協定校であるロンドンの芸術大学から来ていただいた、作家でもあり教員でもあるマーク・ダンヒルさんとタミコ・オブライエンさんの作品を中心に、小松先生のゼミの学生たちも一緒になって作り上げた展示になっています。


真ん中のお二人がダンヒルさんとオブライエンさんです。
お二人は夫婦で一緒に制作を行っており、この日のトークでは事前に用意した学生からの質問に答えるという形式で、お二人の今までの作品をご説明していただけました。


長年お二人で作業しておられるだけあって、作品についても代わる代わる説明していただけ、トークも明解でした。


作品の話の後は、お二人が勤められている大学の話をして下さいました。


トークの後のレセプションでは、卒業後の留学や3年生4年生での交換留学を考えている学生たちが直にお話を伺える時間もあり、学生の質問にも快く応じていただけました。



展覧会やトークと通じて、海外の作家と関われたことは学生たちにとってとても良い刺激になったのではないでしょうか。

マーク・ダンヒルさんとタミコ・オブライエンさん、本当に有り難うございました。

2011/12/09

展覧会情報

洋画コース卒業生、中比良真子さんの展覧会情報です。

『The world turns over』

2012年1月6日(金)―1月18日(水)
12:00―22:00(最終日17:00迄)
※1/12は定休日のため休廊

cafe dining near
〒606-8227
京都市左京区田中里ノ前町34-2
tel:075-708-8822
URL:http://blow-works.com/near.html