2015/07/22

展覧会情報

洋画コース実習アシスタント宮本大地の展覧会情報です。

「宮本大地 solo exhibition ヒミツ基地ノヒミツ」

会期|2015年 7月29日(水)〜8月10日(月)
時間|12:00〜18:00 会期中無休
会場| COMBINE office/BAMI gallery

〒600-8824
京都市下京区二人司町21
TEL/FAX 075-754-8154

http://www.combine-art.com


展覧会情報

洋画コース卒業生の薬師川千晴さんの展覧会情報です。

「ハイパートニック・エイジ」

会期|2015年 7月20日(月)〜8月30日(日)
時間|10:00〜20:00
会場|京都芸術センター ギャラリー北・南ほか 入場無料

京都芸術センター
〒604-8156
京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
TEL 075-213-1000


2015/07/07

七夕

4年生の教室を覗くとなにやら壁にこんなものが!


どうやら今日が七夕ということで短冊を書いていたようです!
残念ながら笹はありませんので壁に直貼りですが気分は味わえました!(僕も参加させてもらいました笑)

制作の合間のこういった時間も大学生活の大切な時間です!
生憎の雨ですがひとつ短冊を書いてみてはどうでしょうか?

制作風景

1年生は現在自家製絵の具作りを一区切りし、3つの作品の制作に取り組んでいます!

それは木炭デッサンによる自画像
クサカベさんのレクチャーで作った三原色+白か、自家製砂絵の具使った自画像
同じく上記の条件で自分の皮膚を描く三枚です!

今回は決まった期間に三枚の作品を仕上げなくてはならないため初期のイーゼル作りの時とは違う制作のスケジュール管理も必要になってきます!



















どれから取りかかるかは自由です!
3枚とも力の入ったものになるようペースを考え頑張ってください!

2015/07/06

田中真吾さんレクチャー

今回は先日行われた田中真吾さんのレクチャーの様子をお伝えしたいと思います。

田中真吾さんは洋画コースの卒業生であり、現在は洋画の非常勤講師として1年生を教えていただき、過去には洋画コースの助手もされており、非常に洋画コースと関わりの深い作家さんです!

そんな田中さんに学生時代の作品から現在の作品に到るまでの紹介の意味も込めたレクチャーを1年生を対象に、して頂きました!

田中さんは火を扱い制作する作家さんです。
学生時代から火を扱い始めその表現方法は様々です。





 美術の道に入るきっかけとなった作品や、学生時代の作品や展示をお話頂きました。











 
 こちらは学生時代から現在も進化し続ける「trans」のシリーズ
何枚にも貼り重ねられた紙を燃やすことで、花びらのような独特な形態へと変化させた作品です。
シリーズ名の「trans」は「transform」「translation」等なにかが変化する時に使われる英単語の頭文字から付けられています。












こちらはここ5年ほど前から始まった「re-trans」のシリーズです。
今まで作ってきた作品の部品や拾った廃材を使い、分解-再構築をくりかえし、自分の意図がなるべく干渉しない上で制作された作品です。
「trans」のシリーズの頭に「re」を付けこれまでのものを乗り越える意図が込められています。




 上のシリーズに加え写真を扱った作品も制作されており、こちらは火を対象に多重露光と長時間露光の手法を使い火が点いてから消えるまでの間を一枚に収めています。



その他卒業後に制作を続ける為のアトリエの話など、大学にいる内での活動や、卒業してからどのように作家として生きていくのかなど、学生にとって非常にためになるお話をしていただきました!

そんな田中真吾さんは現在京都の円山公園内にある現代美術のギャラリー「eN arts」にて個展を開かれていますのでぜひ足を運んでみてください!
ギャラリーHP  www.en-arts.com/

田中真吾さんありがとうございました!

3年生合評

6月の終わりに3年生の二回目の合評が行われました。
3年生は引き続き自分でテーマを見つける自由制作により作品を作っています。

では作品を紹介していきたいと思います。


何もテーマにせず実家の猫を描いた作品です。
テーマを決めずとも壮大な雰囲気が出ています。

人とのかかわり合いをテーマに作品を作り続けた学生の作品です。

油絵に苦手意識が出てきた時に好きな画材で思い切りよく描いた作品です。
鉛筆により緻密な描写がされています。



世の中の女性の立場をテーマに作られた作品と、その合間に息抜きとして作られたラクガキてき作品です。
作られた画面と作家の思い切りが出た画面の対比が面白いです。

抽象をテーマに肉の断面を観察し制作された作品です。



 家族との焼き肉の場面を描いた作品と虎を描いた作品です。
虎の方の作品には普段絵には使われない無数の既製品が埋め込まれ、独特のマチエールが生まれています。
描き方は違いますが両方が同じ作者だと感じる画面作りです。

 自分の弟を描いた作品です。
陰影のコントラストが強い画面からはその人物が放つ空気感を感じさせます。

写真を用い様々な表現を試している学生の作品です。
写真のポジとネガを一つの画面に構成しています。


枕に乗ったケーキが空を飛ぶ不思議な画面の作品です。
画面に寄ると夜の街の風景が緻密に描写され、画面に緊張感を持たしています。


地元の町の風景を描いた作品です。
油絵とドローイングの両方を出しています。意図したことではない紙のシワがいい味を出しています。

 無意識をテーマにキャンバスをパレットとして使い、その結果表れた画面を作品として提示しています。

 これまでの制作に加え背景を描くことに挑戦作品です。
画面の人物が全て意図せず本人と似てきているそうです。

 自分の弟の小さな時をデフォルメして描いた作品です。
油絵を使い暖かみのある画面になっています。



 家族の中の女をテーマに沢山の表現を試みている作品です。



前回の合評に引き続き同じテーマで制作を続けたものや、ガラッとやることを変えてきたもの、さらに発展させたものなど様々でした。

3年は自分はこれだと決めすぎるにはまだ速い時期でもあります。
日々の制作の中でこれから付き合い続けれるようなテーマの欠片をみつけていってください!

3年生の皆さんお疲れ様でした!