2011/05/31

角田俊也さん講演会

5月23日、アーティスト角田俊也さんをお招きして、講演会が開かれました。
角田さんは音響現象に関わる作品を制作されていて、コンポジション制作やインスタレーションなど、多岐に渡る作品を制作しておられます。


この日の講演会では、過去の作品画像と共にフィールド録音の音源も聞かせていただきました。


フィールド録音とは、公園に置かれたビンの内側や病院の階段など、様々なところにマイクを仕掛け、周囲の環境から響いてくる音を収録しています。
音から建築を考察するなど、非常にユニークな視点でお話していただけました。



レクチャーの後は学生たちの実習室を見て回っていただけ、直に学生とお話してくださいました。
一部屋一部屋丁寧に興味深く拝見されていました。


こちらは院生での1コマ。
院生からの質問に答えていただいています。

角田さん、お忙しい中有り難うございました。

展覧会情報

洋画コース卒業生、松本央さんの展覧会情報です。

『Beast Attack』

2011年6月1日(水)–7月8日(金)
11:00–18:00
休廊日(6/4•5•11•12•18•19•25•26•7/3)

BAMI gallery
京都市下京区寺町通仏光寺下る恵美須之町521番地
濱風アートビル4階
tel:075-585-8660
URL:http://www.combine-art.com

展覧会情報

洋画コース卒業生、岡藤真依さんの展覧会情報です。

『微熱大陸』

2011年6月15日(水)–7月3日(日)
12:00–20:00(最終日19:00迄)
火曜休廊

Guignol/nealy equal gallery
大阪市北区中崎2-3-28
tel:06-6359-1388
URL:http://guignol.jp/

2011/05/20

4年生授業風景

久しぶりに4年生の授業風景です。

去年も行われた版画コースのオープン科目
批評家の清水穣さんに自分の作品をプレゼンテーションしながら講評していただきます。
今年は洋画コースから4名の学生が受講しました。


まず一人目は4年生の北島君。
プロの批評家を前に、それほど緊張を見せず堂々とプレゼンしていました。




この授業では、自分がどのように考えているのか、分かりやすく見てもらうために2年生、3年生の時の作品も合わせて展示しています。

作品を並べて見ることで、学生が何に興味を持って制作してきたかうっすらと浮かび上がってきます。


右側で見守るのは北島君のゼミ担当の佐川先生。
ゼミ生の発表が気になるご様子。
清水さんと佐川先生に挟まれて、とてもプレッシャーのかかるプレゼンとなりました・・・


その翌週にプレゼンしたのは同じく4年生の東山さん。
彼女は3年生の後期に交換留学に行き、その前後で作品が変化していました。


清水さんは学生のプレゼンを聞いた上で、厳しいながらも分かりやすい批評をしてくれます。


洋画の教員が行う合評とはまた違った雰囲気のプレゼンテーション。
こういった雰囲気を経験することも大切なことなのかもしれません。



最後に現在進行中のドローイングを見てもらっています。
週を追うごとにオーディエンスも増えてる気がしますが、プレッシャーに負けず、残り2人の学生にも頑張ってもらいたいです。

2011/05/19

展覧会情報

洋画コース3年生、小西梨絵さんと安枝知美さんが参加する展覧会情報です。

『おどうぐばこ展』
2011年6月1日(水)–7日(火)
平日 13:30–20:00
土日 12:00–20:00

元・立誠小学校2階・中庭
京都市中京区蛸薬師通河原町東入備前町310-2
e-mail:odougubako.rissei@gmail.com

2011/05/18

展覧会情報

洋画コース4回生、磯田奈央・北島曜・寺本瞬・林恵理・東山弥生さん達が参加する展覧会の情報です。

「第2回湯の山新緑祭 カモシカ音泉 アート展」


2011年5月29日(日)
11:00–日没マデ (小雨決行荒天中止)

三重県 湯の山温泉街
tel:059–392–2115(湯の山温泉協会)
tel:059–392–2011(カフェコブ)
URL:http://kamoshika-onsen.blogspot.com/







デッサン制作中の嬉しい出来事



昨日のが嘘のように本日は快晴です。

悪天候で制作できなかった生徒は、解き放たれたかのように野外に向かいました。




精華大学内には様々な動物が飼育されており、それをモチーフに選んだ生徒もいます。

その中で鹿を制作している生徒がいるのですが、制作中に突如驚くべき事が起きたのです




なんと目の前で子鹿が産まれました!

まだとても小さく、模様もはっきりしています。

小さいながらもすぐにヨタヨタと歩き回っていたそうです。





生徒にバンビやバンビ!!」と言われ、少し萎縮しておりました…

これからますます暖かく(暑く)なってくるので、元気に走り回って大きく育ってほしいですね!

2011/05/16

1年生 木炭デッサン2



先週から開始となった1年生の課題「木炭デッサン」

前回のブログで「悪天候には気をつけて」と述べたのですが、悪い予感が的中してしまい先週はずっとでした…。




野外で制作している生徒は課題開始早々制作ができないということで、歯痒い思いをしたと思います…



特に山手で制作している生徒は地盤が緩んだりしているので、雨が止んでも気をつけて下さい。

今週は天気が崩れる事はないようなので先週制作出来なかった分、皆さん制作に励んでおります!




野外で制作が出来なかった生徒は、雨の間は室内で自主的石膏デッサンしていました。

1年生の溢れんばかりのエネルギー感動





今回の課題期間は3週間ということで、木炭デッサンにしては少し長い制作期間となっております。

風景を描く上で必ず感じるものは、描き手がコントロール出来ない「自然」というモチーフの不自由さと、季節や日照時間や天候等ので移り変わるその美しさにあると思います。

対象となる風景と3週間じっくり向き合い、良い作品を制作して下さい!

展覧会情報

洋画コース教員、小枝先生の展覧会情報です。

『小枝繁昭 展 –森に木があるように–』

2011年6月4日(土)–8月7日(日)
11:00–18:00(月曜・火曜・祝日は休廊)
オープニングパーティー 6月4日(土) 16:00–18:00

展覧会概要
― 森に木があるように ―
 “ひんやりとした風の音”“柔らかなものを踏みしめる感触”“光と影のゆらぎ”“たくさんの小さな香”そして“包み込まれるような優しさと存在感”森の中はそんな感じです。
 私が出会うファインダーの中の花たちは、とっても大きいのです。だからいつも“包み込まれるような感覚”になります。それをとらえるために、そっと身を委ねてみる。すると、なぜだかとても幸せなきもちになります。
“森に木があるように”そんな空間に出会っていただけることを願いながら、、、、。

小枝繁昭


鎌倉画廊
〒248-0031
神奈川県鎌倉市鎌倉山4-1-11
tel:0467-32-1499
URL:http://www.kamakura-g.com

2年生立体導入

現在の課題【歴史、社会、芸術】の中間発表があった同じ週に、次の課題【平面から立体へ】の導入が行われました。


小松先生がスライドを使って1950年代〜70年代の代表的な作家を紹介しながら、平面から立体への流れを話します。


こちらはドナルド・ジャッドの作品。
洋画から始まり立体に行き着いた彼の作品からは色々と学べる事があるのではないでしょうか。


これから半月程は前回の課題と平行して進める事になります。
ガンバレ、2年生。


2年生中間発表

先週は現在2年生が行っている課題「歴史、社会、芸術」の中間発表が行われました。

自分が興味のある作家について調べ、その作家が持つ文脈や、歴史の中での評価を踏まえた上で、自分は過去とどのように向き合い、未来にどう繋げていくのかという難解な課題です。

みんな苦労しながらも、それぞれ興味のあることを探っていました。 

中間発表は合評とは違い、教員が学生のスペースを周りながら今考えていることを聞いていきます。

並んでいるのは風景画。

実際に見て描く風景と、記憶を辿りながら描く風景では何が違うのかを教員と話しています。
 

こちらも風景画。

こちらは2枚のキャンパスを向かい合わせに置き、自分の捉えている視野について考えているようです。

同じ風景画でも、それぞれ興味の対象が異なっているのが印象的です

興味のある作家に森村泰昌を選んだ学生。

自分の顔を使っての作品を構想中とのこと。
 

こちらはキーファーを調べた学生です。

調べるうちに自分の興味が水と人間にあるのではないかと考え、どのような画面を作ろうかと様々なドローイングを行っていました。
 

その中の一部、墨を使ったマーブリングです。

水が作り出す波紋が綺麗ですね。

 

いよいよ折り返し地点を過ぎ、5月末に合評です。

学生たちの葛藤がどのような作品として現れてくるのか楽しみです。 

2011/05/09

1年生 木炭デッサン




入学後、一番最初の課題である「イーゼル制作」を終え、長いゴールデンウィークも終わりました。

本日からいよいよ新しい課題です!

今回の課題は、


「木炭デッサン」


です。





グループ毎に分かれて学内を散策し、描きたいものや場所を探します。

大学内には人工物はもちろん自然豊かな場所も多数あります。





グループ内で話し合い制作場所を決定していくのですが、それでも決まらない場合には多数決





学内にが飼育されている事に驚く学生。





鹿を餌付けしようと試みる学生も…





それぞれ制作場所が決定すればいよいよ描画。

高鳴る胸を抑えながら木炭を抜く…





学内の様々な場所で制作している学生達。

木炭デッサンの課題はこれから約3週間に及びますが、
悪天候日射病等に気をつけて制作頑張って下さい!

展覧会情報

洋画コース卒業生、瓜生昭太さんの展覧会情報です。

『あの光景へ–可逆性時間–』

2011年5月31日(火)-6月11日(土)
12:00-19:00(日曜・最終日は18:00迄)
月曜休廊

galerie16
〒605-0021
京都市東山区三条通白川橋上ル石泉院町394戸川ビル3F
tel:075-751-9238
URL:http://www.art16.net

展覧会情報

洋画コース卒業生、阿尾直彦さんの展覧会情報です。

『DAS BOOTS  1991-2011』

2011年5月13日(金)-6月5日(日)
18:00-23:00(日曜13:00-20:00)
月-木休廊

TORARY NAND
〒542-0074
大阪市中央区千日前2-3-9
千日前二番街2F237番
レジャーシティ味園ビル2F
tel:090-9702-6393
URL:http://torary.hp.infoseek.co.jp/

2011/05/06

オープンクラス

4月29日、精華大学ではオープンクラスが行われました。
オープンクラスはオープンキャンパスとは違い、普段行われている授業や教室の様子を自由に見て回ってもらおうという催しです。
この日はGW初日で良いお天気ということもあって、とても大勢の方に訪れていただけました。


7号館の階段踊り場に受付を作り、洋画の配布物を配りながら洋画コースの説明をしています。


この日、演習室では3年生選択授業の〈絵画技法3〉が行われていました。
絵画技法3では、テンペラと油絵の具の混合技法を学べます。

見学に来た高校生たちも一番後ろに座って授業に参加
熱心に授業を聞いていました。


こちらは4年生の選択授業の〈表現研究5〉の様子です。
表現研究5は学生自身が発表する形式で授業が進んでいきます。

この日は自分が興味のある作家10人の画集を見せながらの発表でした。


そしてこちらは7-23ギャラリーでの展示。
昨年度の1回生の課題作品を展示していました。



2回生の実習室での1コマ。
先輩のお話は参考になったでしょうか?
是非今回の経験を進路選択に活かしていただければと思います。

ご来学いただいた皆さん、お疲れ様でした。