2011/10/28

展覧会レビュー


先週7-23galleryで行われていた洋画コース3年生の渡辺望未さんの展覧会『同じ軌道上で』のレビューです。


普段目にしている山や空などの自然の色などを画面に描きながら、その中で生活している自分が見ているものや、それを作品にして人に見せるとはどういうことなのかを考えているようです。


パステルや水彩絵具で描かれた画面からは、色々と試行錯誤している様子が伝わってきました。

一度に作品を並べることで、本人にも気持ちを整理する機会になったのではないでしょうか。



こちらはゼミの担当教員である佐川先生との1コマ。

一体どんな意見が聞けたんでしょうか。

2011/10/27

1年生授業風景【モデルポーズ/油彩】


夏休みが明けてから、約1ヶ月半続いた「モデルポーズ」の課題も今週で終わりになります。

1枚目油彩【立ちポーズ】、2枚目木炭【立ちポーズ】ときて、3枚目は油彩【座りポーズ】となりました。


写真はモデルポーズの最終日の様子です。

モデルポーズの終了を惜しむように、休憩中も絵の前から離れない学生が多かったのが印象的でした。


1ヶ月半もの間、モデルさんと向き合って制作出来るという環境はなかなかありません。

終わってみればあっという間だったモデルポーズの課題ですが、学生にとってはとても良い刺激になったのではないでしょうか。



来週の学園祭を挟んで、次の課題は自らが選んだモチーフを描く【静物画】を行います。

1ヶ月半の間、学生と向き合っていただいたモデルさん、本当にありがとうございました。

2011/10/24

2年生合評風景『つくることとつくらないこと』



洋画コースでは本日から2年生の立体課題、

『つくることとつくらないこと』

の合評が行われています。


この課題では、既製品や日用品に少し手を加えただけのものを“美術作品”として展示しているという現状を踏まえ、

「なぜこれが美術なのか」
「美術とはいったい何か」

を制作を通じて考えていただきました。


さらに、立体作品といえば木や石を彫刻したり粘土等で造形するのがオーソドックスな“つくり方”ですが、今回の課題では“つくらないこと”も美術作品をつくる方法であることを学んでもらいました。
デュシャン等がいい例ですね。





こちらは、自然物である石に少し手を加え(削る)そこにロウを流して制作した作品です。
一言に石といっても様々な石があり、削る作業で受ける手応えも多種多様で面白かったようです。




続いてこちらは、日用品や廃品等に毛糸を巻き付けて制作した作品です。

それぞれが持っている素材の魅力や個性が、毛糸という素材に覆われることによって書き換えられています。





こちらの作品は、洋画コースの校舎『7号館』の2階に赤いテープを貼り巡らせるという作品で、『空間』『区切り』というテーマに焦点をあてた作品です。

いつも制作している空間なのにも関わらず、テープが貼り巡らされているというだけでいつもと違った空間に感じるのが面白かったです。





合評は明後日まで行われる予定です。

自分の作品の合評が終わった生徒はホッと一息つきたいとは思いますが、学年全員が終わるまで気を引き締めて参加して下さい!

上の写真は、よっぽど疲れているのか、壁に寄りかかる2年生です。

…くれぐれも無理はしないように!!

2011/10/21

大学院生制作風景



今回は大学院生の制作場の様子です。
大学院生にもなると、一人当たりのスペースも充分
広々と制作しています。


同時に数枚の作品を壁にかけながら作業が出来るので、何枚かを並行して進めている学生が多いです。


院1年生の丸田さんのスペースです。
パーテーションで区切られたスペースの中で大きな作品を制作中。
少しきつそうですね・・・



こちらは院1年生の薬師川さん、1年生が前期に行っていた絵具作りを学び直し、自分の制作に取り込もうと試行錯誤中でした。

広いスペースを活かしてガンガン制作を進めてもらいたいですね。

2011/10/17

1年生授業風景【モデルポーズ】



今回は久しぶりに1年生の授業風景です!
前期は1年生が中心だったので、久しぶりに書くと新鮮です!

1年生は、夏休みが明けてから「モデルポーズ」の課題を行っております。




今回は3人のモデルさんを3グループに分かれて描いています。
各モデルさんを1ポーズずつ、計3枚制作してもらいます。

上の写真のように1枚目の作品は油彩【立ちポーズ】です。




モデルさんを前にして描くという行為は学生にはとても新鮮だったようです。

たしかに、学生を見ていると制作の参考に写真を使用しているのが多い気がします。




【立ちポーズ】を制作し終えると、場所を変更して2枚目の木炭【立ちポーズ】に入ります。

モデルポーズ課題最後になる3枚目は油彩【座りポーズ】です。





モデルさんをただモチーフとして描くだけではなく、背景も含めてきちんと描くことで、

モデルさんが“その場に存在する”ように描くことに重きを置きながら制作を頑張って下さい!

2011/10/14

展覧会情報

洋画3年生、渡辺望未さんの展覧会情報です。

『同じ軌道上で』

2011年10月17日(月)–23日(日)
10:00–22:00※日曜日は17:00まで

京都精華大学 7号館 2F 7-23garally
〒606-8588
京都市左京区岩倉木野町137
tel:075-702-5238

2011/10/13

展覧会情報

洋画コース卒業生、東樋口貴子さんの展覧会情報です。

『uyutono』

2011年10月30日(日)–11月6日(日)
11:00–20:00 ※初日は13:00〜、最終日は18:00迄

kara-s
〒600-8411
京都市下京区烏丸通四条下る水銀屋町620番COCON KARASUMA 3F
tel:075-352-0844
URL:http://www.kara-s.jp/

選択実技/授業風景

後期が始まって速くも1ヶ月。
後期は学園祭や卒展などイベントが目白押しですが、その中でも学生は時間を見つけて制作に打ち込んでいます。

今回は後期の選択実技の様子。



こちらは3年生を対象とした「絵画技法4」の授業。

この授業では松本先生から日本画技法を教えてもらいます。





前期に行われていた古典技法のテンペラの時と同様、普段あまり触れることがなかった素材を使っての制作はとても新鮮なようです。



こちらは前期から引き続き行われている4年生対象の授業、安喜先生の「表現研究4」の様子です。

この授業では学生の展覧会を他の学生が企画しようという内容で進んでいて、この日は誰の展覧会を誰が企画するのかを話し合っていました。





壁一杯に貼られた紙には、それぞれの学生の作品から連想されるワードを書き込んでいて、皆書き込まれたワードを見ながらどのように展覧会を作っていこうか悩んでおりました。

それにしてもすごい量・・・
写真のフレームの外にも紙はびっしりと貼られていて、展覧会を作りあげようとする熱意が伝わってきました。

展覧会は年末の予定です。
どのような展示になるのか楽しみです!

展覧会情報

洋画コース卒業生、金沢寿美さんの参加する展覧会の情報です。

『Border curtain』
BankART Life 3「新・港村」(ヨコハマトリエンナーレ2011特別連携プログラム)

2011年10月14日(金)–11月6日(日)
11:30–19:00 ※金曜21時迄、休館日10月27日(木)
観覧料:新・港村パスポート300円

新・港村/Dゾーン・倭館
BankART1929 新港ピア事務所
tel:045-228-8212
URL:http://shinminatomura.com/

2011/10/07

展覧会レビュー



以前紹介させていただいた、洋画コース4回生の北沢麻衣さんと伊藤由希さんの展覧会drop a bombのレビューです。




今回2人展をするにあたって、なぜ互いを相手に選んだかという理由について、普段制作している姿勢・対象・作品に対して近いものを感じたということでした。

そんな2人が共通して興味があるのは「色彩・模様」です。






本日はギャラリーにてオープニングパーティーが催されていました。

出品者の2人を同級生と下級生が囲む、とても和やかな交流の場となりました。

下級生にとってもいい刺激となったのではないでしょうか。





drop a bomb」は今月13日まで開催されておりますので、皆様是非お立ち寄り下さい!

2011/10/06

展覧会情報

洋画コース卒業生、福長千紗さんの展覧会情報です。

『福長千紗展』

2011年10月21日(金)―10月29日(土)
11:00―18:00(土曜17:00迄)
日曜休廊
10月22日(土)16:00〜レセプションパーティー

乙画廊
〒530-0047
大阪市北区西天満2-8-1大江ビルヂング101
tel:06-6311-3322
URL:http://web.mac.com/oto_gallery/

展覧会情報

洋画コース卒業生、後藤靖香さんの作品が展示されている展覧会情報です。

『中之島コレクションズ』

2011年10月4日(火)―12月11日(日)
10:00―17:00(金曜日は19:00迄)
休館日:月曜日(ただし、10月10日は開館、10月11日は休館)
観覧料:一般420円/大学生130円

国立国際美術館
〒530-0005
大阪市北区中之島4-2-55
tel:06-6447-4680
URL:http://www.nmao.go.jp/