1月18日から24日までは3年生の進級制作展でした。タイトルは「展開、めぐる。」テーマや素材などは全て自由、作品をどう展示するかも学生が自分たちで決めました。
展覧会と同時に最後の合評も行われました。
丁寧に描いた絵を意図的にくしゃくしゃにした作品。時間をかけて写実的に描いた絵だからこそ、この残酷な仕上がりに魅力を感じられますね。
今まで描いた絵よりもかなり大きいサイズの絵を描くことにチャレンジした学生もいました。4年生になるとまたこれよりも大きい絵を描くのだろうか。
合評とともに学生たちは3人の歴史的な芸術作家について発表しました。印象派以前の作家、印象派時代の作家、現代の作家、それぞれの時代から一人づつ調べるという課題でした。調べた作家と学生の作品との関係がすぐ見える場合もあれば、関係はすぐ見えないが選んだ作家からなんとなくその学生の好みや考え方が伝わる場合もありました。
人形を自ら作り上げてインスタレーション的に展示する学生もいました。
絵画と立体を一つのコンセプチュアル作品として展示する学生。
絵を描いて、その絵をバラバラの四角形に切って、それを新たな絵に組み合わせた作品。
ピアノを弾くことによりビンから色が出てきてキャンバスに流れ落ちる。錬金術師の不思議な機械みたいですね。
留学生のトムさんからも興味深い最後の発表がありました。お別れはいつもさみしいですが、良い思い出をたくさん作られたと思います。