2009/05/08

制作風景

夜の9時を過ぎて、人気の少なくなった7号館の教室の一つ、【7-24大学院】の教室では今日も徳田くんが制作をしています。

現在、日中は京都各地の寺社仏閣に通ってスケッチを行っている徳田くんは、日が落ちると大学に現れて、時間が許す限りスケッチの案をもとに画面に向かい続けています。


足下に散らばるスケッチやドローイング。


膨大な作品が山積みとなっています。


助手 Q:「何を作っているのですか?」
徳田 A:「寺社仏閣の持つシンメトリーの形や色に強く興味を引かれています。」

決して宗教的な問題に意識を働かせているのではなく、あくまで形と色に主題を見いだしている徳田くんは、持ち帰ったスケッチをもとに色や形を配置し直し、立ち上がってくる“何か”を求めて今日も画面に向かいます。