2009/05/11

柏原ゼミ合評風景

柏原ゼミでは個人ごとに制作場所をまわって合評を行っていました。
少し気になる作品あったのでご紹介します。


作品展示にある程度の広さが必要だった彼女は、7-23galleryを利用して合評です。



「壁にかかって、観られるのをただ待つだけではなく、絵画そのものがもつ可能性を引き出したい。」という薬師川さんは刷毛跡が強く残る、単色で塗りつぶされたキャンバスを壁に展示。その前にそれぞれ台座を置き、「台座の上で自由に動かして下さい。」と観る者に作品を触れさせることで作品のマチエルや筆跡を意識させ、観る者と作品との距離感を縮めることに成功したようです。
“展示のギミック性”や“作家の在・不在”“作り出す欲求”などについてまだまだ検討することが多く残されていますが、今後の制作活動上での新たな一歩になったのではないでしょうか。