昨日の記事ではギャラリーフロールの展覧会の様子をお伝えしたので、今回は春秋館、7号館で行われている4年生安喜ゼミ展「昨日の手が明日の足音を照らしだす」の様子をお伝えします。
このゼミは4年生の選択実技「表現研究5、6」で、安喜先生が講師に来てくれています。
前期後期を通して互いの作品について理解を深め、この時期に学生たちが学生たちの作品をキュレーションするという内容で展覧会が行われています。
上は春秋館の搬入の様子。
展示するのは小西さんと安枝さんで、2人とも絵画をメインに制作を行っています。
こちらは7号館3階にある、元柏原先生の研究室で普段は多目的室として使われているスペースでの搬入。
中島さんが松岡君と長谷川さんの作品をキュレーションします。
2人の作品を1枚の紙の上にシンナープリントで転写するらしく、その配置を考えていました。
こちらは7-23ギャラリー。
こちらでは長尾さんと新藤さんが互いの作品を合わせてみせています。
安喜先生も各スペースを行ったり来たりして、学生たちに指示を出していました。
1日かかって展示の目処がついたところで、ようやく一段落。
遅くまでお疲れ様でした。
そして無事始まった展覧会がこちら。
春秋館1階には小西さんと安枝さんの迫力のある大きな絵画作品が並んでいます。
階段の吹き抜け部分にも小さなタブローが。
そして春秋館2階には2人のドローイングが展示されていました。
2人のタブローとドローイングに対する姿勢が対照的で、面白い展示になっています。
7号館3階の展示では、中島さんが松岡君の写真と長谷川さんの日記を使ったインスタレーションを見せています。
上からスポットライトが当たっているように見えますが、実は下のBOX部分にライトが仕込んであるので、スッキリとした展示になっています。
紙に直接転写しているため、ぼやっと浮かび上がったような効果がイメージと上手く結びついていました。
最後は7-23ギャラリーの展示風景です。
新藤さんの写真作品と正面に長尾さんの半立体の作品がかけられています。
新藤さんの作品は毎日0:00に自分の部屋と長尾さんの部屋の様子を定点撮影する写真作品で、会期中毎日1枚ずつ追加されていきます。
長尾さんは紙粘土で作った支持体をひたすら彫刻刀で掘ってゆく作品。
2人の考える「時間」がそれぞれの作品に現れているのではないでしょうか。
展覧会は20日まで!
皆さん搬出まで頑張って下さい。