2022/08/01

3年生合評・プレゼンテーション

 7月25日から27日は三年生の前期最後の合評とプレゼンテーションでした。 

今回は自由制作。普通な風景画から立体作品のインスタレーションまで、幅広い種類の素材やテーマの作品が見られました。




オリジナルなフィギュアとそのフィギュアの外箱を作り、並べて展示した作品。製品や商品と芸術の作品はどう違うかについて考えさせられる。


自分で作った紙を支持体にした作品。手作りの紙は機械に作られた紙とは違い、一つ一つの用紙が独特の形と質感を持っている。



大学の裏山で作品を展示した学生もいました。

衣装や小道具を使用して自らをモデルにした写真作品。








自由制作の自由を上手く使いこなすのは簡単では無い。自分の中や周りからテーマを探し出し、それに集中しながら、自分に相応しい表現法を見つけて自発的に制作しなければならない。
周りの豊富な情報から何を受け入れるべきか、何を無視するべきか、誰の意見を聞き入れるべきか、識別しながら取捨選択するという技術も自由になればなるほど大切。
みんなに何か没頭したいほど興味が惹かれるテーマが見つかればいいですね。


作品の合評の後はグループプレゼンテーション。セザンヌからトーマス・ルフまで、学生たちは現代芸術を代表する作家について調べた結果を発表しました。



実存主義のような哲学がどのようにジャコメッティを影響したかというトピックも出てきました。哲学も現代芸術の重要なテーマの一つ。



実際のものを見て描くことと写真を利用して描くことはどう違うのか。写真と現実はなんで違うのか。現代芸術理論で最もよく見る課題の一つについて色んな画像や3Dグラスまで用意して面白くプレゼンテーションしていました。
それぞれの技法の特徴について考え、その特徴を最大限に活かすことは現代芸術の重要な一面ですね。