2009/01/30

大学院修了発表

卒業・修了作品展やらでブログへの掲載が遅れてしまいましたが、先週の1月22日に大学院修了発表が行われました。
例年だと、学内ギャラリーの“GALLERY フロール”にて作品展示、各作品の前で自己の研究についての発表が行われるのですが、学内工事の関係で今年はフロールが使用出来ませんでした。よって、7号館内の教室を使い作品を展示、別場所での研究発表というイレギュラーな形です。

手前は松本絢子さん、奥が横山真由子さんの作品です。
白い壁面の“空き”も使って風景に存在する“間”を見せる松本さんの作品と、空間に“増殖”していく柔らかい空気を描き出す横山さんの作品が、広くて柔らかい絶妙な壁面を作っています。

部屋の中心には井上結理さんのソファー作品が置かれています。お母さんの膝の写真をプリントしたサテン生地を掛けられたソファーは、鼓動音とともにかすかに振動しています。

壁面の大半を占めるのが松本央くん、左端のモニターが吉原啓太君の作品です。現在アートスペース虹で個展中の松本くんは大学入学前から自画像を描き続けています。そろそろ“自己”を越えた所にある何かに手が届きそうです。一方、メディアを積極的に制作に用いる吉原くんは、両腕に固定した小型カメラで普段の生活の中での手の表情を延々とおっています。


そして本番のプレゼンテーション。各々が準備したスライドを用いて、大学の教授達に自分の研究を発表します。




僕の座っていたポジションから撮影すると教授達は2名しか写りませんが、フレーム外にはやたらにオーラのある教授達が一杯です。



発表がすんで作品の展示室にてみんなで記念撮影です。みんな緊張感から解き放たれたいい表情をしています。
院生のみんな、本当にお疲れ様でした。立派でした。