2009/06/25

展覧会レビュー

一週間の公開制作の後、6/21オープンキャンパスでフィナーレを迎えた『ラクガキカオス展』。
当初は、「ギャラリーをラクガキで埋め尽くしたら、インパクトすごいよな」というようなおもしろ半分で始まった部分もあったのですが、結果、本人たちにとっては勿論、7-23galleryとしても興味深い展覧会となりました。

生駒ゼミに洋画のラクガキ王が3人集まったことで実現した本展覧会ですが、“壁に直描き”をルールに、クリティの高い“ラクガキ”が空間を埋め尽くします。





突発的に始まるコマ割りや、脈絡のないイラストの転回はまさに“ラクガキ”です。
サブカルチャーアートやらと言われることも多い世界ですが、これだけのインパクトを持った今回の展示は、アートの本流としても無視することはできないのではないでしょうか?
この出来事を一度、美学的見解から考察してみるのも面白いかもしれません(洋画教員コメントから)。