2011/05/16

2年生中間発表

先週は現在2年生が行っている課題「歴史、社会、芸術」の中間発表が行われました。

自分が興味のある作家について調べ、その作家が持つ文脈や、歴史の中での評価を踏まえた上で、自分は過去とどのように向き合い、未来にどう繋げていくのかという難解な課題です。

みんな苦労しながらも、それぞれ興味のあることを探っていました。 

中間発表は合評とは違い、教員が学生のスペースを周りながら今考えていることを聞いていきます。

並んでいるのは風景画。

実際に見て描く風景と、記憶を辿りながら描く風景では何が違うのかを教員と話しています。
 

こちらも風景画。

こちらは2枚のキャンパスを向かい合わせに置き、自分の捉えている視野について考えているようです。

同じ風景画でも、それぞれ興味の対象が異なっているのが印象的です

興味のある作家に森村泰昌を選んだ学生。

自分の顔を使っての作品を構想中とのこと。
 

こちらはキーファーを調べた学生です。

調べるうちに自分の興味が水と人間にあるのではないかと考え、どのような画面を作ろうかと様々なドローイングを行っていました。
 

その中の一部、墨を使ったマーブリングです。

水が作り出す波紋が綺麗ですね。

 

いよいよ折り返し地点を過ぎ、5月末に合評です。

学生たちの葛藤がどのような作品として現れてくるのか楽しみです。