2012/01/10

木下長宏さんレクチャー

明けましておめでとうございます

冬休みも終わり、新年1回目のブログ記事の更新です。
2012年もよろしくお願い致します

さて、年末に宣伝させていただいたギャラリーフロールでの展覧会、
『風景の逆照射』が1月6日より始まりました。

この展覧会は洋画非常勤講師安喜先生らが中心となり、元洋画教員柏原先生、客員教授木下先生、洋画コース卒業生森川くんなど、洋画コースの方々が参加されています。

その初日に関連企画のトークイベントが行われ、作品も出品されている木下長宏さんがお話しになられました。



木下さんには去年も洋画コースに来てもらい、2日に渡って近代日本の美術についてレクチャーをしていただきました。



この日のテーマはずばり『ミケランジェロ』!

木下さんが昨年実際にイタリアで見て来られた体験を元に、色んな角度から作品の解説をしていただけました。



この作品は有名な『最後の審判』です。
ミケランジェロは89歳まで生きた長寿の作家で、最後の審判も60代になって描かれた作品です。
若い時期と晩年との作品を見比べながら、ミケランジェロの内にあったであろう気持ちの変化を、歴史的な視点も混ぜながら話して頂きとても分かり易かったです。



聞きに来られた方も、学生から卒業生、出品作家のお知り合いなど、幅広い年齢層の方々でした。



話の内容は『風景の逆照射』とも上手く絡み合って、とても聞き応えのあるものになっていました。
近代の生み出したものと取りこぼしてきたものをじっくりと考え直す機会になったのではないでしょうか。

木下先生、お忙しい中ありがとうございました。