2010/06/07

展覧会レビュー

2年生の課題作品ではありますが、合評の日だけではなく、7-23galleryを使って一週間展示された、
村上翔子
『舞台セット 寺山修司「アダムとイヴ-私の犯罪学」』
の様子です。







小物のチョイスから細部のこだわりまでなかなかの見応えがありました。
舞台の主役は役者とストーリーだとは思いますし、もちろん、ミニマルなセットを組む舞台もありますが、あの特殊な空間の完成度を更に上げるために、やはり舞台セットへのこだわりは外せないでしょう。

部屋に架かったタオルやTシャツの汚れは絵具ではなく、なんと紅茶を使用したとの事。その小さなこだわりがセットを見る者を物語の中へ誘うかの様でした。