2013/12/19

中比良真子さん展覧会

12月の洋画コース展覧会ラッシュ!
3年生に続いては「洋画3回生展」と時期を合わせて7-23ギャラリーで行われている中比良真子さんの展覧会「Point」の紹介です。


中比良さんは洋画コースの卒業生で、卒業後も仕事をしながら制作を続けられています。
今回の3年生の展覧会に合わせて先生方が中比良さんの展覧会を企画し、展示していただくことになりました。


まずは、搬入の様子から。
新作を中心に過去の作品もたくさん持ってきていただいたので、その中から選んで展示していきます。


3年生の篠崎くんと細井くんが助っ人として搬入の手伝いに来てくれました。
人手が多いと搬入作業もスムーズに進んでいきます。





仕上がった展覧会の様子がコチラ。
ギャラリーに入って左の壁が新シリーズ、右の壁が今までのシリーズの展示になっています。



こちらは今年から制作を始められた新シリーズの「Transparent room」です。
白と黒のモノトーンの画面の中に2つの窓を通した先にある風景だけが繊細に描かれていることで、奥の風景に吸い込まれそうになるのと同時に、風景があることで手前の部屋の奥行きまで感じられてきます。



こちらは2008年から制作を続けられている「The world turns over」シリーズ。
水面に映り込んだ景色を繊細に描き、実際に映っている対象物は簡略化されています。
描かれている箇所から簡略化されている対象へと想像が広がっていくような作品です。




そして、12/17には中比良さんご本人にアーティストトークも行っていただけました。
学生の頃から現在に至るまで、ご自身の生活と作品が変化していく過程をとても丁寧にお話しいただき、学生には卒業後を考える良い機会になったのではないでしょうか。
お忙しい中、展示とトークを行っていただいて有り難うございました。


中比良真子さんの展覧会は12/25まで(日曜休館、最終日17時まで)

3年生の展覧会と合わせて、是非ご覧下さい!