2012/06/06

1年生授業風景「絵具作り」

木炭デッサンの合評が終わって一段落の1年生。
次の週からは早速次の課題『絵具作り』が始まりました。


この課題では、自分が集めてきた石や土などの素材を使って、絵具を1から作ってみようというものです。

まずは生駒先生のお手本です。


絵具の構造を説明した後、実際にどんな感じになるか見せてくれました。


絵具は元となる石や土を細かく砕くところから始まります。
中にはレンガブロックの破片などを集めてきている学生も。

この学生も色んな色の石を集めてきていました。


集めてきた素材を金づちで砕き、ふるいにかけ、乳鉢で擦りつぶすという行程を繰り返します。


単調な作業ですが、みんな話しながらも楽しく作業を進めている様子。
授業時間外でも金づちのコンコンという音が7号館に響いていました。


こちらが擦りつぶして細か〜くなった顔料。
色んな色が作れています。

この顔料を展色材と言われる油や卵、膠などと混ぜて色んな用途の絵具が完成します。

果たしてどんな感じの絵具が出来るのか楽しみです。