2012/06/20

クサカベレクチャー

今日と明日の二日間、「クサカベ」の岩崎さんにお越し頂き、
一年生は油絵具について基礎から学んでいきました。

1日目
レクチャーのテーマは「絵具の仕組みとその毒性について」

普段何気なく使っている絵具の生産過程を伺ったり、また顔料や画溶液についてそれぞれの特性を教えていただきました。

 2日目
油絵具を実際に作ります。
昨日学んだことを振り返りながら、三原色であるを制作します。
 まずは岩崎さんが工程を丁寧に説明して下さいました。
そして、グループに分れ早速制作開始です!!
第1工程は、練り板の上に顔料と展色材を置き、パレットナイフで練り合わせます。
 続いて、より絵具らしい艶を出すために、練り棒を使って、少量ずつ順番に練り上げます。これがなかなか時間がかかる作業でした。
根気のいる工程が終われば、チューブに絵具を詰めていきます。

学生に丁寧に指導して下さった岩崎さん、手が絵具まみれに。。本当にありがとうございました。
「トン、トン」底をたたいて、空気を抜きます。
最後に専用の器具を使って、絵具が空気に触れないようにしっかりとチューブの底を折畳んでいきます。皆真剣です。
出来ました!! オリジナルのラベルをつけて、唯一の絵具完成です。
 チューブの形もそれぞれに個性があり、絵具の練り具合も少しずつ違います。
画材屋でキレイに陳列されている市販の絵具も同じようにそれぞれ特性を持っています。多様な表現が可能な油絵具だからこそ、そのようなことに気づけることがとても大切なのかもしれません。

今日出来た絵具は、次の課題で実際に使用します。
また次回、ブログで制作風景などご紹介します〜〜!!